今回はタイヤの寿命を延ばすことについてのお話です。

 

近頃、車はもちろんタイヤの技術的進歩は目覚ましいものがあります。

高耐久と低燃費、静粛性など、ひと昔前なら何か特徴を選ぶと他の特徴は諦めなければなりませんでした。

例えば高耐久のものを選べばタイヤが固くなり、燃費やグリップ力が損なわれるなど。

 

ところが今はブリヂストンの「エコピアシリーズ」やヨコハマの「ブルーアースシリーズ」など、耐久性と低燃費を高い次元で満たしたタイヤが多数出回っています。

 

もちろん寿命を延ばすために高耐久のタイヤを選ぶのもいい方法です。

ただそれだけでは面白くありませんよね。

せっかくなので、もう1ランク上を目指しましょう。

よりタイヤの寿命を延ばすコツをお伝えします。

 

たかがコツだと侮るなかれ。

実行するかしないかで、タイヤの寿命が20%~50%変わることもありますよ。

では順を追って見ていきましょう。

 

適正な空気圧にする

ブリヂストンのホームぺージより引用

空気圧のチェックを定期的に行いましょう。

適切な量の空気が入っていないと、タイヤが偏摩耗してしまいます。

どれくらいの空気圧が必要かは、車の運転席近くに貼り付けてある空気圧表示シールで確認してください。

偏摩耗についてはこちらの記事をご覧ください。
知っておきたいタイヤの基礎知識 【タイヤの溝編】

タイヤを交換していてメーカーやブランドが変わっていても、必要な空気圧は変りません。

だたしインチアップ(タイヤの外径は変えず、ホイールのインチのみ1~2インチ大きくなるようタイヤとホイールを交換すること)している場合は、適切な空気圧が表示シールと違っている場合があります。

取り付けを依頼する販売店で確認をしていただくか、ミヤセ自動車にご相談いただければお調べいたします。

 

“急”のつく運転をしない

あちこちで聞く、「急発進」「急ハンドル」「急ブレーキ」のことです。

危険な運転だと言われていますが、その理由はタイヤに負荷がかかるから。

特に急ハンドルと急ブレーキは、負荷が限界を超えた瞬間スリップに繋がります。

 

負荷がかかる運転を続けるとタイヤはどんどんすり減り、傷みます。

消しゴムで力いっぱいゴシゴシ字を消すと、消しゴム自体がどんどん減るし千切れたりもしますよね。

それと同じことがタイヤでも起こります。

 

タイヤが前輪ばかり減ってしまう、という場合は要注意!

気付かぬうちにタイヤに負荷のかかる運転をしている可能性があります。

 

FF車(フロントエンジン・前輪駆動)は前輪へかかる負荷が高いので、ていねいな運転を心がけるとよりタイヤの寿命が延びます。

 

タイヤローテーションを行う

服や靴もお気に入りだからと毎日身に付けていると、すくに傷んでしまいますよね。

実はタイヤも同じ。

ブレーキやハンドル操作で前輪に負荷が集中するので、タイヤの減り方が前後で違ってきます。

 

すべてのタイヤが均等に減るように、タイヤのローテーションを定期的に行ってください。

理想は5,000kmごと。

オイル交換も5,000kmでの実施をオススメしていますので、ローテーションも同時に行いましょう。

タイヤの寿命を最大限まで延ばすことができます。

 

まとめ

以上、タイヤの寿命を延ばす3つのコツをお伝えしました。

特に2番目の“急”の付く運転は重要です。

荒っぽい運転を繰り返したせいで、新品て付けた外国産の格安タイヤが3か月でツルツルになってしまった・・・という実例もあります。

 

ローテーションも定期的に行うと、タイヤの寿命が明らかに違ってきます。

費用対効果の面でもメリットはありますが、常に前輪に溝があるタイヤを持ってこれるので安全性の確保も。

 

少し意識をして、お財布と環境に優しいカーライフを満喫してください。

 

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