車検の整備前検査から車が引き渡されました。

それでは早速整備に入りましょう。

 

まずは空気圧のチェックです。

 

空気圧のチェックが終わったらジャッキアップして・・・

 

整備内容にオイル交換が含まれていたので、先にオイルを抜き始めます。

待つ時間を最小限にするための工夫ですね。

 

オイルを下から抜いている間に全てのタイヤを外します。

 

インパクトドライバーでブーン!

 

あっという間に4輪とも外れました。

この車は前後でタイヤローテーションがかけられる車なので、ローテーションも実施します。

みなさんご存知でしたか?

ミヤセ自動車ではジャッキアップが必要な作業は、車検と同時にするとお安くなりますよ!

 

タイヤを外したら、タブレットで写真を撮影します。

民間車検工場の不正が一時期問題となっていました。

ミヤセ自動車では不正がないことの証明のために、整備中の写真を撮影しています。

 

撮影後はまず後輪のブレーキパッド交換から。

 

手慣れた作業で、ものの数分の間にパッドを外します。

 

新品のパッドを組付け完了です!

 

すり減ったパッドと新しいパッドを重ねてみました。

上側の赤茶けて錆びた色をしているのが古いパッド。

下側の黒光りしているのが新品のパッドです。

古いパッドがすり減っているのがわかりますでしょうか?

 

続いて反対側。

 

反対側のブレーキバッドも交換が終わりました!

 

フロントはパッド交換の必要がありませんでしたが、ひと手間かけます。

写真はエアーでゴミを吹き飛ばしているところ。

茶色いものが舞っています。

 

続いてオイルエレメントの交換です。

 

エレメントが外れました。

エレメントがはまっていた部分から最後のエンジンオイルが流れ出ています。

 

オイルエレメントが付いていた部分を下から覗くとこんな感じ。

 

綺麗に拭き取って、新しいオイルエレメントを取り付けます。

 

オイルエレメントはエンジンオイルの汚れを除去してくれる部品。

交換で取り外す際にオイルが流れ出てしまうため、オイル交換と同時に行うのが基本です。

 

オイルエレメントはオイル交換2回につき1回交換すればいいと、皆さんご存知でしょう。

ところが、オイル交換のときに「エレメントも替えるんだっけ?」ってなりませんか?

交換のタイミングは忘れがちですよね。

ミヤセ自動車でオイル交換をすると、オイルエレメントの管理も一緒に行いますので安心です。

交換が必要なときは声をかけさせていただきますので、まるごとお任せください。

 

ちなみに車検と同時のオイル交換でも、通常のオイル交換と料金は変りません。

事前にオイル交換をする必要はありませんよ。

 

次はブレーキオイルの交換です。

ブレーキオイルは空気が入るとブレーキが利かなくなるので、ブレーキオイルチェンジャーで圧力をかけながら注入します。

 

ブレーキのキャリパー部分で空気を抜きます。

まずは右前から。

 

同じ作業を4輪とも行います。

 

ハイブリッド車はブレーキの構造が違っていますが、このオイルチェンジャーは対応しているのでご安心ください。

ブレーキまわりは車の機能の中でも命に直結する部分。

しっかりとした知識と技術、そして設備のあるところに任せたいものです。

 

きっちりと手順を踏んで作業をします。

車にかけている赤いマットも、お預かりしている大切なお車を傷つけないようにするための配慮のひとつ。

 

エンジンオイルを入れます。

お車によってエンジンの大きさが違うので、オイルの必要量も違ってきます。

 

入れたあとは、きっちりと分量をチェック。

 

冷却水の交換です。

 

 

冷却水の交換は簡単なように見えて、実は手間と知識・経験が必要な作業です。

ロングライフクーラントもありますので、交換時期も含めてフロントにご相談ください。

 

さらに点火プラグも交換時期でしたので取り外します。

写真はプラグレンチを差し込んで回しているところ。

 

右手に持っているのがプラグレンチです。

エンジンの中央にあるプラグを取り外す道具なので、変わった形状をしていますよね。

 

検査で破れを発見したブーツを交換します。

ガチっとはまっているので多少力業が必要。

 

取り外したブーツです。

中央で真っ二つに割れていますね。

新品が常備してある部品ではないので、パーツ屋さんの配達待ちとなりました。

 

続いてリアのナンバー灯の交換です。

こちらも検査の際に発見したところ。

 

ナンバーはバックドアに付いていましたよね。

交換作業のためにバックドアの内張りを取り外します。

 

内張りを取り外し終えて、電球を交換しています。

内張りがどうやって取り付けられているかのマニュアルなどは無いため、すべてが手探りで進みます。

それでもスムーズに取り外せるのは、まさに経験のなせる業ですね。

 

しっかりと切れていました。

 

内張りを取り付けして現状復帰します。

もちろん取り付けをする前にナンバー灯の点灯を確認しましたよ!

 

休憩時間になったのと、新品のブーツが届いていないのとで一旦作業は終了です。

作業指示の再確認と、ここまでの作業内容の記入をしています。

 

休憩後はブーツを取り付けて、タイヤをはめて、整備後の検査へという流れとなります。

お疲れ様でした!