日産自動車は11月24日、NISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)、NISMO Carsディビジョン(株式会社オーテックジャパン)と共同で「NISMOヘリテージ」を開始すると発表しました。

「NISMOヘリテージ」は“お客様が日産のパフォーマンスカーを少しでも長く乗り続けられるようにサポートすること”を目的としています。

 

製造廃止となった専用部品の復刻生産を検討、商品化して発売されるとのことで、往年の名車好きにはとても嬉しいニュースなのではないでしょうか。

・程度のいい部品を探すために走り回った

・代替品や自作を試みた

という経験をされたオーナーさん・修理工場は、それこそ数えきれないでしょう。

 

まず活動開始の第1弾として、R32型スカイラインGT-R用のパーツが「NISMOヘリテージパーツ」として発売されます。

発売されるのは車検に必要不可欠な重要部品を中心に、トータルで80種類近くにのぼるとのこと。

ラインナップにはフロントバンパー、さらにリアエンブレムまで含まれています。

 

今後はR32型のパーツ追加からR33、R34のパーツへと順次活動を拡大していくそうです。

 

以下は「NISMOヘリテージ」ホームぺージからの引用

1989年に発売開始されてから約30年近く経った今なお多くの方を魅了してやまないR32型スカイラインGT-R。

「末永く乗り続けたい」「楽しみ続けたい」「親子2代で乗り継ぎたい」というお客様の想いをサポートしたいと、

製造廃止となっていた専用補修部品を再供給すべく復刻生産の取り組みを始めました。

既に当時の生産設備や原材料が無いという厳しい条件の中

「これが無いと走れない」「車検に通らない」「メーカーでないと製造できない」といった重要な専用補修部品を優先し、

サプライヤーの協力のもと調整を進めてまいりました。
調整の結果、復刻生産を実現したハーネス、ホース・チューブ、エンブレム、外装部品などの再供給を2017年12月より開始いたします。

なお、この「NISMOヘリテージ」活動は継続しており、R32型のアイテム追加およびR33、R34型GT-Rへの拡大を検討していきます。

また復刻生産が困難な専用補修部品については、

リプレイス品やリビルト、オーバーホール、NISMOチューニングパーツの代用などのご提案を検討していく予定です。

 

R32 GT-Rは1989年の発売当時から大人気で、生産台数が4万台を超えました。

後継車のR33、R34共に生産台数が1.1万~1.6万台なことと合わせて考えても人気の度合いが伺えます。

その人気車を長く乗れるように会社としてバックアップをする、日産とNISMOの姿勢は本当に素晴らしいですね。

 

「NISMOヘリテージ」メインサイト
https://www.nismo.co.jp/heritage_parts/