燃料タンクに入れる水抜き剤ってご存知ですか?
フルサービスのガソリンスタンドで給油しているときに
「一緒にいかがですか?」
と勧められた経験がある方も多いのではないでしょうか。
燃料タンクはキャップを締めていると、空気が外部から入らない構造になっています。
空気が入るタイミングは唯一、給油をするときだけ。
給油のたびに満タンにしておくと、空気が燃料タンクに入るスペースがないため問題はありません。
ところが毎回10ℓとか、1,000円だけしか給油しないと燃料タンクに空気が入ってしまいます。
タンク内の空気に含まれた水分が、温度差で水に変わってタンク内に貯まったら大変ですよね。
というのが水抜き剤を勧める理由となります。
ところがこの水抜き剤、入れ過ぎたことでとんでもない問題が発生した事例も存在します。
タンクの底にドロドロの異物がたまって、不調の原因となっていたことがありました。
こうなってしまうと、燃料タンクをまるごと交換するしか直す方法はありません。
燃料タンクには下側にドレンバルブが付いていて、タンク内に貯まった異物を下から排出できるようになっています。
極端なことを言えば、タンク内に水や錆が溜まって調子が悪くなってからでも対応ができる訳です。
最近の車に採用されている燃料タンクは錆びにくい素材でできています。
何よりも燃料タンクに水が溜まって車の調子が悪くなった、という話をミヤセ自動車で聞いたことがありません。
巷には車の性能を良くする、状態を改善するという商品が溢れています。
「これ、本当に効果があるのかな?」
と疑問に思ったら、ミヤセ自動車にお聞きください。
いつでも車のプロとしてアドバイスいたします。